" twitter " はじめました!

カフェで、カレーを出したら おしまいよ。

カフェをこれから始める また 継続していくにあたって

僕は あらゆる持論をもって 進行していきます。

良かれと思う商品と 献身的な接客 そして箱(店舗)
これくらいは どんなカフェでも 皆きちんとやっています。
いわゆる開業本通りの理論です。

それでいてもオープンから2~3年で8割の店が潰れていく多死多産の世界。

と 周囲からよくおどされます。

僕もよく怒られましたが(いま現在も怒られますが・・・)

逆に考えれば、むしろ

まともなことをやったら 8割がたつぶれる ということなのではないのかと。

え?と思うような 2割の店だけが残っている のではないのかと。

世間体まともにそろえた店がつぶれ

ある意味 非常識な店が残ってゆく。

 

 

そこで カレーの立ち位置ということですが
カレー専門店やインド料理店においては専門分野ですので別格ですが

そのほか様々なお店で このカレーというものを目にします。

喫茶店・ファミレス・コンビニ・弁当屋・バイキング・フードコート

そして、カフェにも。

有りがちでしょ!?

有りがち過ぎてつまらないでしょ!?

カフェでカレーをやっちゃあ 終わりでしょ!?

8割がたつぶれるの持論に通ずるものがあります。

カフェでカレーをやるということ。私はそんなありきたり感が否めませんでした。

ありそうで、ありえないカフェ美談エピソード。

都会の喧騒に疲れ果てた女子が、過疎の島に移住する。

そこで生計をたてるために・・・そうだ! カフェをやろう!

メニューは そう!「カレー」手作りカレーランチ!

なんてドキュメンタリーをよくテレビなんかでも目にしますよね。

一見すると カフェでカレーを出す何がいけないの?と思います。
それくらい有りがちな光景です。

しかし 僕が‘‘カフェでカレーというものが危うい’’と考える点は

大衆的ゆえに 皆さん 自分の中のカレー像というものがすでに確立されている ということです。

本格的なインドとかのカレーは範囲も広く、また別ですが

給食のカレーが好き・甘いカレー・辛いカレー・ドロドロ・サラサラ

具がゴロゴロ・具が溶けてなくなってる・黄色・黒いの・緑の

そして、やっぱり・・・うちのカレーが一番や。

お母さんが作ってくれたカレーが一番。

カレーの好みは十人十色・多種多様にわたるのではないでしょうか。

お金を払ってもらったうえで、各人がいだく カレーの固定概念を超越するってのは非常に至難の味となるわけです。

さてさて 過疎の島で念願のカフェをオープンした女子はどうなったでしょうか?

ランチは そう「オリジナルのカレーランチ」うんうん。

お子さんからご年配の方まで

お客さんが喜んでカレーを食べている姿が目に浮かびます!

が、しかし!!いざ開店してみるや・・・

現実はそう・・・カレーのように甘くはなかった・・・。

お婆ちゃん「こぉんなカレーさ、うちの嫁っこさ作れるど」

お爺ちゃん「おされ(オシャレ)かなんかしんねーけんども

こんなちいせえおわんじゃ足りねーど」

島のこども「ボンカレーのほうがうんめー」

 

なんてね?

都会では、地の利なんかも働いて、そこそこ見た目や雰囲気でなんとかなっちゃってる風も多々ありますが

ローカルな地では、絶対にそうはいかない・・・。

ローカルエリアは、自由が丘や代官山みたいな浮ついた地の利はいっさい無い!

地元!!・じもとーーー♪ですからね。

ストレートですよ!

なさそうで、よくあるカフェ実話エピソード。

↓↓よくこんな可愛らしいランチセット↓↓目にしますよね?からだにやさしいよ!≫

 

↑↑しかしこんなんローカルエリアでだしたら↑↑

お会計のときに激高した顔で

「こんな家で食べれるようなモノ出さないで!!!」

怒られますよ。ホントに・・・。ホントですからね。

まぁ・・・言いたいことの意味はわかりますが・・・カフェだし、可愛いよね・・・健康にもいいし・・・

が、しかし!!

それは mega city  Fxxk’n tokio だから通用するオサレ感ですから!

うちの店でも昔よくありましたよ。ホント・・・。

ガレット食べ終わって お会計のときに

「こんなモノ出すんなら、始めからちゃんと写真をはりなさい!写真を!」

って言って、ママチャリで帰っていきましたが。

カレーは、そういった大衆的メニューであるがゆえの危うさがあると
僕は危惧していたのです

が、あっさり・・・くつがえしまして・・・・

 

 

カレー、やっちゃいます・・・。

前回の改装のブログでも書きましたが

2017年は、破滅に向かって by YOSHIKI

なんで、カレーやっちゃいます・・・。

冗談はさておき

オープニング当初からカレーを出すというのには、いまだやめたほうが身のためだと確信してはおりますが

今回、あえて「やさちかカレー」をメニュー化したというのは
多少なりの余裕ができてきたからだと実感しております。

もちろん 金銭的・生活的余裕ではなく
仕事に少し余裕ができはじめたからです。(←8年もたってかよ!!)

作業効率がよくなってきたり、仕込みにかける時間や手際がよくなってきたり

それと、改装によって仕事がしやすくなったというのもあります。

 

 

よって、オープニングではメニュー化しなかった経緯の「やさちかカレー」
8年越しのメニュー化という運びにいたりました。

どこかなつかしさを感じる甘みと

辛すぎずノド越しに感じる香辛料の香り

ルーに溶け込んだビーフとラードのうまみ

そして 隠し味に ニンニクやコンソメ、ソース類でコクをつけて

りんごと牛乳でまろやかにまとめました。

辛いカレーではなく、どちらかというと甘いカレーです。

季節のグリル野菜とマイルドに目玉焼きでおめしあがりください。

甘めなのでお子様にもいけるかな?

追記
意気揚々と「カレーをカフェで提供するのは危険だ」と持論を展開しながらも
あげくには、それを覆して「カレーを出します」とのたまわっておりましたが
2018年にて、持論通り カレーの販売は休止いたしました。
したがいまして、現在(2018年以降)カレーの販売はしておりません。

 

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