そのあと皆さんこぞって遊びに行きましょう!!
ちょっと豊かな週末を楽しみませんか?
2.5日旅へ・アーリーディナー・午後ブラショッピング・ゆっくり夕飲み
アフタヌーン街歩き・アフター3エンタメ・午後パー・みんなで早あがり
こりゃ、大学生じゃないんだからさ!
どれも授業さぼって経験済みだよ。
そもそも、みなさんこぞって あがれるのだろうか?
「プレミアムフライデーにあわせて、売り上げを伸ばそうと・・・」
みたいなことになってはいないのだろうか。

あがろうと思えば、実は 結局 あがれたりするんだろうし
そのあと 遊ぼうと思えば、お金も使えるんだろうけど・・・
一番問題なのは、仕事をあがりたくても あがれない・お金を使いたくても使えない という人がたくさんいるっていうことだよね。
『上級国民』が3時にあがって、お金を使ってくれるのはよいのだけれど
一方で、『忘れ去られた人々』は 店長から直電(直接電話)くらって
会社「今日 プレミアムフライデーじゃん。シフト薄いんで出てくんない?」
契約社員「・・はぁ、でも~あの~ちょっと今日は無・理・なん・・」
会社「あっそう!じゃあ、もういいわ。明日から来なくてええよ。」
契約社員「あっ・じゃじゃあ出ます。出ますから。」
みたいなね。
契約社員
「今日パパお仕事行かなくちゃ。ママもお仕事だから・・ごめんな・・無認可夜間保育所でいい子にしててね」
幼いこどもふたり
「え~ヤダよー。おなか空いたよぉ~。パパ・ママ早く帰って来てよぉ~」
*子供の6人に1人が貧困*
世の中こんなとこじゃないっすか。
だからって、大きくなって苦労しないよう『上級国民』になるため
幼い頃から勉強しろ!勉強しろ!って育てるのは
理屈はわかるけど どうも『侍』としてしっくりこない。

今日は朝からテレビやラジオでトレンドウォッチャーみたいな人が
プレミアムフライデーの耳より情報みたいなのをしきりに伝えていましたが
「ただいま・わたくし・銀座に来ております!」
って!銀座はいいよ別に!銀座は!
プレミアムじゃなくったって、ほっといたってどうにでもなるわ!銀座は!
むしろ しがない日本中の町々の状況のほうが
このプレミアムフライデーでどのように変わるのか見せらっせ!
さらにテレビでは、午後3時にあわただしく退社する風景が映し出され
同じくラジオでは、今日は夫婦で3時に退社し、子供ふたりとお出かけしますとメールが読まれ
結局は、目くらましのようなにぎわいを見せつけられ『下僕』は忘れ去られて行くのだろうか。
プレミアムフライデーのHPに書いてありました。
さあ、日本中で、いろいろな豊かさが、始まります。 プレミアムフライデー、スタート。 あなたも、ちょっと豊かな、月末金曜を。

イギリスや英国系の国では、クリスマスの翌日の12月26日に
「ボクシング・デー」という祝日があります。
クリスマス期間中、休まずご主人様のために使えた使用人たちに、感謝とねぎらいの意味をこめてクリスマスの翌日の26日にお休みを与え、箱(ボックス)にプレゼントを入れて贈ったのが「ボクシング・デー」の起源だそうです。その日に限っては、雑用もなにもかも ご主人様が自らおこなったそう。
僕はこの「ボクシング・デー」にあやかったらどうかと思います。
毎月末の金曜日は、普段 あれこれ自分のためにつくしてくれた人、部下・スタッフ・家族・恩師などに感謝の意味をこめてお休みを与え、その仕事のすべてを肩代わりしてあげるというもの。
普段コキ使ってる部下に感謝の意味をこめてお休みを与え
上司が部下の仕事を全部やる。
いつも偉そうに指示だけしている店長がアルバイトに代わって
ひとりでめっちゃ忙しい店を切り盛りする「い・いらっしゃいませ—–」
ソン社長自ら、ソフトバンクショップに立つ。「これがスマホですよ*」
マックのCEO自ら店のカウンターに立つ「ごいっしょにポテートーはいかがですか?」
トヨタの社長自ら車のセールスに出る「セールスおことわり・・・か」
大成建設の社長自らがクギを打つ「コレ・むずかしいねぇ~」
いつも大変な業務を遂行してくれてありがとう。
今日は感謝の意味もこめて私が君らの仕事をすべてやるから
毎月末の金曜日はゆっくり休みたまえ。

以前、わたしたちは松村邦洋の言葉で涙を流したものです・・・
半沢直樹(堺雅人)のモノマネをしながら
「十倍返し・・いや!百倍がえしだぁ~!!!」
そして、彼はおもむろに こう切り出しました・・・

松村「僕は憎しみの倍返しはちょっと嫌ですね。
怒りや憎しみじゃなく、感謝の倍返しをみんながすれば
世の中もっとよくなるんじゃないかなって。」
毎月末の金曜日は
『ボクシング・フライデー/感謝の百倍返し』
どうでしょう?
「さあ、日本中で、いろいろな豊かさが、始まります。」
(現プレミアムフライデーのHPより)
・・・・言葉が軽いよ。「豊かさ」・・・みえすいてるよ。
まあ、たしかにトップダウンのような
時折、上からの強い指示というか熱意というか
これやってみい!みたいなことが
停滞ムードに風穴をあけるってこともあります。
(トランプがどうかっていうのは置いといて)
もう少し『忘れ去られた人々』が「よう言った!!!」って心をわしづかみするようなお上からのトップダウンを期待したいものです。
最後に

映画「十三人の刺客」より
バカ殿
「政(まつりごと)とは、政を行う者にのみ都合よく、万民はその下僕として生きるしかないもの」
侍
「たとえ仕組みがそうであろうとも、下僕が下僕として刃向かう時がある」
「下が支えて初めて上であることが、まだお分かりになりませぬか」
あなたたちは。
またか!! またきやがったかぁーーーーー!!!!
日本・・・恐るべ
みんなけっこうヤラれてますよ。