
先日、5才の娘と「クリスマスに向けて何か工作をしよう」ということで
日曜日のラストオーダー終了後に
100均に画用紙や折り紙などを買いに行くことになりました。
画用紙で作ったクリスマスツリーやオーナメントを制作するために
相鉄線沿線のスーパー+100円均一ショップに行きました。
一通り材料を買ってスーパーを出ると娘が
「おなか すいたぁ~」というので
スーパーの入り口にハンバーガーショップがあったので小腹を満たしに入りました。

このハンバーガーショップに入るのも、もう何十年ぶりで
‘‘バリューなんちゃらセット’’が500円くらいで買えてた記憶しかありません。
確かハンバーガーが1個30円?か50円くらいで販売していて
調子に乗った高校生らが30個とか50個とかバク買いしていた記憶があります。
私は眼下の卓上メニューにある一番大きな写真のハンバーガーのセットを注文。
若い女性の店員さんが予定調和の口調で
「○△*■●をお選びください。」
しかも早口で聞き取れず・・・
私「えっとぉどれ?なんのことですか?」と再度たずねると
店員さん「○△*■●をお選びください。」
と最初とおんなじ言葉を繰り替えされただけ。
眼下の卓上メニューくらい指で誘導してくれるのかなぁ
なんて私は甘く思って聞き返したつもりだったので
何をどこから選べ?と言っているのかもわからずじまい・・・。
さらに悲劇は、娘が‘‘ハッピーセット’’がほしいということで
やむなく
私「それとぉーハッピーセットもお願いします。」と言うやいなや
店員さん「○△*■●をお選びください。」
またか!・・・再度 聞き取れず・・・
おそらくポテトとかナゲットとかを選ぶことならば 私も容易に想像できたのですが
全くもって想像していなかった言葉が発せられ
「なんたらチョイスより?」「なんたらゲートから?」
いま現在でもわからないままなのですが
確かにヨコモジ・カタカナ用語で早口だったので
「えっ?」と理解さえ追いつきませんでした・・・。
おそらく若いバイトの店員さんにとっては
ごく当たり前の日常のオペレーションだったのでしょう。
そんな一連のセリフのやり取りが通用しないなんて
自分も年をとったんだなぁと実感しました。
私も若い頃はファストフード店でバイトをしていたので
ご年配の方などに
「こんな流れもわからないのかよ」っと・・・
ついつい自分目線でしか物事をとらえられない時期もありましたが
私もついにレジにて言葉のキャッチボールがかなわない
そんな年齢に達してしまったのかと痛感いたしました。

こうしてどうにかこうにか注文を済ませ 店内奥の客席に向かうと
とにかく汚い。ちらかり放題ゴミが放置散乱している・・・。
床には食べカスやゴミ、イスやテーブルもひっちゃかめっちゃか
明後日の方向を向いている。
私もお店を経営している立場なので
お客さんとしての目線ではあまり文句は言いませんし、言いたくない。
それはそれでお店側の何らかの事情や都合があってのことだと思うので。
しかし 今回このように感じたのは
もし、自分がこの店の人間だったらという観点で言うとこの
あり得ないだろぉこれは~とビックリしました。
この散らかり様を店長とか店の人は何とも思わないのかなぁと不思議でした。
席まで揚げたてのポテトを持ってきてくれた店員さんも
周りのイスやテーブルをサッと直すでもなく
目立つゴミひとつ拾うことなく まっすぐ戻っていきました。
私がファストフードにいたのはもう何十年も前のこと。
安い時給と安い価格の商品にもかかわらず
高級店かと言わんばかりの完璧さの追求。
そして軍隊のようなマニュアルの厳しさだったことを思い返しました。
今の時代 人手不足や飲食業界の就職不人気。派遣バイトが主流になったりと
時代は大きく変わったんだなぁとだらしなさ以外にあるこの時代の現状を痛感しました。
そんな最中 不思議な感覚に襲われたのでした。
この殺伐としてガランとした広い店内。
店の薄汚さ。
壁やイスなどの造作の感じ。
まだ日が落ちて間もない浅い闇。
そして音もたてずに降り続く冷たい雨。
それらが合い間って
まるでアメリカの‘‘ダイナー’’や‘‘モーテル’’にいるみたい!!

とても薄暗くて、寂しげで、周りに人がいなくて、店員さんそっけなくて。

「いま、サウスダコタあたりのマックで夜食中でーす!」
「このあと車でミネソタに向かいまーす!」
ハイ チーズ!!!

工作用具を購入し、無事に East Reverに帰国。
帰国後クリスマスツリーの制作をしました!
