カフェで流れる音楽ってどんなん?
カフェに限らず、人が集う空間と音楽の関係性というものは いまや切っても切り離せない関係となっています。
一部では、昔と違って著作権がよりきびしく管轄されるようになり 街から音楽が消えている。
なんてことも耳にしますが、まだまだ音楽と空間の結びつきは一般的に必要とされています。
カフェという業種ひとつとってみても
こんな音楽が流れてるんじゃない?
(中には、無音。というお店もあるでしょう。)
イメージできる音楽のジャンルは、多岐にわたるのではないでしょうか?
ジャズ・ボサノヴァ・クラシック・ラウンジ系・ソウル・ロック・イージーリスニングやヒーリング系・洋楽・邦楽・ラジオなどなど
では、カフェにとってどんな音楽がマッチするのか?
答えは、わかりません!難しい!
店舗で流れる音楽は、所詮‘‘BGM’’とはいうけれど・・・
なぜ、わからない!難しい!かといいますと
そのお店の環境や規模によって、音楽があたえる影響力が全く異なってしまうからです。一概にこれ!とは言えないんです。
もちろん、音楽を軸にしてコンセプト立てしているお店は別です。いかしたジャズをかけるカフェとかロッケンロールカフェみたいな。
難しいのは、大きければ大きいお店と、小さければ小さいお店とでは 音楽の与える様相が違ってきます。
お店の規模や人員が大きければ大きいほど
‘‘BGM’’バックグラウンドミュージックになるんです。
大きいお店ほど お客さんとしては、店内に流れている音楽なんてそうそう気にならない。だから、そんなに気にしなくても、ある意味 好きな音楽でも大丈夫だったりします。
この前行ったガストで何が流れていたか?・フードコートで何が流れていたか?・広めのスタバで何が流れていたか?ほぼほぼ覚えていないと思います。
とは言え「♪とっても♪とっても♪大好ぅきぃよ♪」って
なんで広末涼子流れてんだよ!
ってカフェもありましたが・・・。もう吹き出しそうでコーヒー飲めませんでした。
一方では、たかが’’BGM”バックグラウンドとはいっても、小さいカフェにおいては バックグラウンドと言われる位置づけだけでは済まないのです。
お店の規模や人員が小さければ小さいほど
店内に流れる音楽のおよぼす影響力が大きい。
このことは、店舗内音楽だけにかぎったことではないのですが
小さければ小さいお店ほど ちょっとしたことでお店の雰囲気がガラッと変わってしまう。一気にもっていかれてしまうのです。
つまり 小さいお店は、それだけあらゆる事態に対して 備えていないといけないわけです。
音楽から反れますが、このような事態に左右されずお店を円滑にする方法は
人の魅力です。
何に左右されることなく、スタッフの常に均一化された人の魅力さえあれば、何が起こっても明るく・元気に・陽気に・愛嬌良く 対応できるからです。
よくおひとりで切り盛りされている商店のお母さんや、昔ながらの喫茶店のママさんなんて、まさにそのような人柄・人の魅力で小さいお店の雰囲気を一手に担っているわけです。
ただし。上記にもあるように、‘‘小さければ小さいほど’’ですので・・・。スタッフを外から募集できないようなお店の場合・・・ひとりで営んでいる方の性格がもの静かだったとしたら。
夫婦で営んでいるお店の場合・・・大人しいからといって、奥さんや旦那さんを取りかえるわけにもいきませんよね。
このように、音楽も小さいお店にとっては 雰囲気を大きく左右する要因のひとつになるということなのです。
たとえば、有線やネットラジオ、コンピレーションCDなど選曲された音源の場合。
明るく陽気でアップテンポな曲が流れた瞬間は 店内のお客さんも‘‘フワッ’’と揚がるんですが、次の曲がmore slowlyな静か目のスローバラードになると、今度は一気に‘‘しーっ’’となってしまう。
これは、ジャズにしてもボサにしてもポップスにしても何にしても、ずーーーーとアップテンポ!!なんて選曲はないんで、どうしてもUP-DOWN-UP-DOWN、雰囲気もUP-DOWN-UP-DOWNしてしまうのです。
じゃあ、お好みのアップテンポな曲を集めて店内に流せばいいじゃん?
となりますよね。大きいお店はそれで大丈夫なんですよ。そうそう気になりませんから。しかし、小さなお店の場合 そうすると今度はアップアップガールズではなくて、アップアップ店内でお客さんが疲れてしまうんですよ。
じゃあじゃあ、アップと休憩とでぇ~自分で組み合わせて流せばいいじゃんよ?
となりますよね。大変です。選曲して、曲順決めて、まとめて、とできはしますが、複数パターン用意するのに時間が必要なので、いつもワンパターンな音楽になってしまいます。選曲元も知ってる曲からとなりますので、たかが知れた曲数から選ぶことになり幅がもてません。
じゃあじゃあじゃ・・どうすりゃいいのよ?小さいカフェは?
答えは、好きな音楽をかければいいんです!
+(プラス) 先程の人の魅力があればなおさらですが。なきゃ仕方ないです。
『なんだよ!そんなことかよ!』
と、ここまで読んでこれかよとお思いでしょうが
小さければ小さいお店ほど、まわりに流されず
おのれの好きにやることが最良の決断となるのです。
規模の小さいカフェや個人経営のカフェのような‘‘力の弱いカフェ’’は、ありきたりの箱では(店では)資本的に優位な大きいカフェ(スタバとか有名カフェ)には、あらゆる面で太刀打ちできません。
むしろ、小さいながらも 大手にはない濃ゆい個性のあるカフェをやることで、自店のファンとなるような顧客を作り 呼び込めるようになることが、弱いカフェのチカラを最も生かせる方法だと考えています。
大きいければ大きいカフェほどバックグラウンドミュージックのように、お客さんは気にならないわけですよ。気にしない。気にもとまらないわけです。覚えていないわけです。
ですから、小さければ小さいカフェほど
嫌われたっていい!ワンパクに生きればいい!!わけです。
ジャニーズと一緒です。嫌いな人もたくさんいるけど・好きな人もたくさんいる。みたいな?ちょっとちがうかな?
小さいカフェは、店主がこれだ!と信じたことをするのがまず1番大事。
ですから、音楽も好きな音楽をかけることがまず最良。追って修正も必要ですよと。
うち???嫌われてますよー。そりゃもう嫌われてます。
なんだ あの店、「ナポリタンもトーストもココアだってありゃしねー」とか
なんだ あの店、「甲子園 見ようと思ったのに、テレビすりゃありゃしねー」とか
なんだ あの店、「今日、ダービーだろ?新聞すりゃありゃしねー」とか
なんだ あの店、「いま、きらめき歌謡音楽祭だろ?ラジオすらありゃしねー」とか
なんだ あの店、「やってんのか・やってないのかわかりゃしーねー」
私
「だから、そうしてんだよ!」
今日・・・攻めるね~。
群衆
小さければ小さいカフェほど 好きに濃いくやらないとどうなってしまうのか・・・想像できるのではないでしょうか?お店を守るっていうのは、こういうことなんです。
カフェやさしいちから。は、カフェやさしいちから。が好きな方・興味がある方・気になる方・頭の片隅にある方が、有り難くもいらしてくださっておりますので とても優しさに包まれたカフェとなっております。
群衆
おたくの音楽はどうなってるのよ?
そうですねぇ~?
やっぱり難しいです!!!音楽は!
10年間。いまだに悩んでます!
いやはや・・・カフェの音楽ってイメージ以上に難しいですよ。これだけは、10年たってもしっくりいかない。常になんとかしなきゃと考えている毎日です。
『好きな音楽かければいい』って
言ってんじゃん。
群衆