こんちちは!
カフェやさしいちから。の やさちか。オーナーです。
先日、このようなツイートをしました。
カッコ悪いが店やる以上自力とは別でブームって必要不可欠。ブームの追い風を帆に受けてどこまで進めるか。進む間に何を学ぶかが大事。なぜなら追い風がやんで歩みが止まって初めて本当の自力の商売のスタート。逆にブームが起きない店はもう初っ端から本チャン。何であれ時には起こせよブームメント! pic.twitter.com/q5dTkBk5HD
— カフェやさしいちから。 (@caffe_yasachika) 2019年5月10日
ブーム【boom】
商売に”ブーム”が必要不可欠な理由。
どんなお店を開業するにせよ、”ブーム”は必須であると(今になって)思います。なぜなら、”ブーム”が過ぎ去って初めて本当の商売が始まるからです。”ブーム”の追い風に乗っているうちに、さっそく次の人生の計画・準備に取り組んでおくべきです。
お店をオープンして”ブーム”評判や話題になれば、その間 数カ月なり数年間は、お店を切り盛りしながら時間を有効に使うことができます。
お店が”ブーム”という追い風に乗ることで、忙しいながらも経営面・精神面において安定してきます。多少なりとも猶予が生まれてくるわけです。
この猶予が持てている間に、技術や知識を高めたり・新しいアイデアを考案したり、全く別のスキルを習得したり・セカンドキャリアを考えてみたりすることができます。
“ブーム”が起きないと、オープン当初からいきなり厳しい商売の戦いに突入しなければならない事態に追いやられます。
仮に”ブーム”が起こせない場合。時間はすべて”今そこにある危機”に費やさなければならなくなります。
「どうしてお客さんが来ないんだろう」「どうすれば来るようになるのだろう」「支払いはどう済ませばいいのだろう」オープンしていきなり窮地にたたされます。本当の商売の厳しさといきなり対峙しなければなりません。
☆”ブーム”が起こせた場合☆
【お店オープン】
↓↓↓
“ブーム点火”
↓↓↓
\\\1年⇒2年⇒3年///
↓↓↓
(この間にお店のことはもちろん、様々なことに時間とお金と労力を費やす)
↓↓↓
“ブーム沈下”
↓↓↓
《ここから厳しい商売の世界が始まる≫
????
【このまま続けるのか?】
or
【セカンドキャリアに進むのか?】
★”ブーム”が起こせなかった場合★
【お店オープン】
↓↓↓
“ブーム点火ぜず!?”
↓↓↓
いきなり厳しい商売の世界が始まる。
↓↓↓
(なにも考えが蓄積されてないまま)
↓↓↓
選択を迫られる!!!
???
【続けるも地獄?】
or
【辞めるも地獄?】
“ブーム”の期間に、何を考え・何を備えておくかがとても重要。
オーナー
お客さん
ギルバート
お客さん
オーナー
つぶしがきく【潰しが効く】
〔金属製品は溶かして別の製品にすることができることから〕それまでの職業をやめても、他の職業や他の分野の仕事で十分やっていく能力がある。出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
お客さん
オーナー
この”ブーム”の期間に、何を考え・何を備えておくかがとても重要で、後々 お店に何かあったときに潰しが効くことになるわけです。
“ブーム”とは、サプライズの一環として考えよう。
3年・5年と店が続いてくると、100歩譲って謙遜したとしても この間の”ブーム”を『自分の店のポテンシャルが高かったからでは?』と誤解してしまい、上記に述べたような潰れるリスクに備えることを忘れがちになってしまいます。
残念ながら、『ポテンシャルがあったから=店が長く続いた』というわけではなくて、『“ブーム”という追い風に背中を押してもらったから=長く続いた』わけなのです。
“ブーム”はあくまで”ブーム”。話題性や注目度であって、お店のポテンシャルや努力や成果の結果ではない。お店のポテンシャルや努力や成果は、むしろ”ブーム”が去った後 本当の商売・本当の戦いのときにこそ試されるものである。
では、なぜ”ブーム”=お店のポテンシャルではないの?
単純に考えて、もし『ブーム=お店のポテンシャルだ』とすれば、年々経験値を積んでお店のポテンシャルが上がっていけば、比例して客数も上がっていくはずです。しかし大概の場合 お店の経験値は高まっているにもかかわらず、客数はむしろ下がってくるわけです。
実際は、店の実績と客数が反比例しているわけです。
\\ We are X ! //状態です。
もちろん この反比例に対しては、お店が自覚じているほど充実度が増してはいない。むしろ以前の方が良かった。味・サービス等落ちてきている。だから客数が伸びるわけがない。ということもあると思います。
以前の経営者はその点をかなり危惧しておりました。なんとか改善しなければということで、メニューをこまめにリニューアルしたり、忘れた頃になるとテレアポやダイレクトメールを送ったり。店舗の改装をしたりと皆さんコストをかけていたのです。
しかし 最近になって、どうやらお客さんは単純にただ”なんとなく”来なくなることがわかってきたのです。忘却曲線なんて言ったりもします。すべてがお店に責任があるわけでもなくて、ただただ興味が薄れて忘れてしまう(足が遠のいてしまう)ということです。
これこそ”ブーム”の現れではないでしょうか?
“ブームの点火”は、普段活発に消費行動をとらない方々や、はるばる遠方の方々までをも動かします。まさに”ブーム”です。逆に言えば “ブームが沈下”したということは、普段活発に消費行動をとらない方々や、遠方の方々がわざわざ足を運ばなくなることをいうのではないでしょうか。
オーナー
- 店の完成度は益々上がってきているのに⇒むしろ客数は下がっていく。【反比例】
- 店の完成度がまだまだペーペーだったのに⇒むしろ客数は一番賑わっていた。【反比例】
何が言いたいかというと、『“ブーム”はお店のポテンシャルから発生するものではない」ということは、『お店にポテンシャルがなくても、”ブーム”はつくれる』ということです。
もちろん、ポテンシャルそのものが”ブーム”になることもあります。【美味しい・居心地がいい・センスがいい・品揃えが素晴らしい・安い・速い・上手・有名・・・】ポテンシャルは本質なのでなかなか当初より持ち得て開業できるというのは稀なものです。
しかし、”ブーム”を話題性・注目度・意外性・希少性・驚愕度など サプライズの一環としてとらえれば、アイデアの幅も大きく広がるのではないでしょうか。
- ベーグルサンドのベーグルが車のハンドルサイズ。
- インドの雑貨店なのに店の奥でこっそりインド人が作るカレーを屋台風の体で食べられる。
- エステサロンでエステ後にわざわざ自家製ランチをごちそうしてくれる。
- カフェでトイレが6室あり、TOTOやLIXILなどの最新のトイレ事情を体感できる。
- 以下まじめに
- 1品だけ高級素材を用いて原価80%でもいいからブームの主軸をつくる。
- 複合型。自転車屋+駄菓子屋。花屋+カフェ。雑貨+子育て。
カフェやさしいちから。が幸いにも”ブーム”したのが
- そば粉のガレット ⇒ なにそれ”意外性”
- お絵描きラテアート ⇒ なんか知ってる”話題性”
- 自分で描こうお絵描きラテアート ⇒ えっはじめて”驚愕性”
- ケーキではなくタルト ⇒ 西谷ではケーキでなく”希少性”
- 西谷離れした浮いた発想 ⇒ 私は好きだけど”共感性”
“ブーム”が去った後が、本当の商売のスタート。
オーナー
お客さん
オーナー
ギルバート
オーナー
お客さん
お客さん
オーナー
だから、ザ・ブーム デショ?
ギルバート
- お店をやる以上なんでもいいから”ブーム”は必須。
- “ブーム”の間に潰しが効くようにしておこう。
- なぜならお店はいつか必ず潰れます。
- “ブーム”づくりはサプライズの一環として考えよう。
- “ブーム”が去った後が本当の商売の始まりです。