" twitter " はじめました!

同じようで全然違う。カフェと喫茶店の違いとは。

 

こんちちは!

カフェやさしいちから。の やさちか。オーナーです。

 

 

 

先日、このようなツイートをしました。

 

 

 

 

 

カフェを開業したいけど、カフェと喫茶店って何が違うの?イメージが同じようで違うけど、どうして?

 

 

カフェと喫茶店は、何が違うのか?「そんなんどっちも同じじゃね?」って思うかもしれません。

 

しかし、カフェ開業をする場合 知っておくべき重要な『違い』があります。

 

結論・・・。

 

カフェと喫茶店。『業種』は同じですが、『業態』が違うということです。

 

では、カフェと喫茶店の違いを見ていきましょう。

 

 

登録上のカフェと喫茶店の違い。

 

カフェと喫茶店の違いはあいまいです。見る人の印象でどちらにも転がります。

 

そば屋・寿司屋・カレー屋のように明確な看板はありません。お店がどちらを名乗ろうと、見た人の印象で判断されてしまうのです。

 

看板に『カフェ○○』って書いてあっても「ここ。喫茶店寄ってく?」になる。つまり、カフェ=喫茶店。まだまだ一般的な印象はどちらも同じです。

オーナー

 

 

しかし、お店を開業するために必要な営業許可を申請する場合、営業品目によって、取得する営業許可の種類が分かれています。

 

「食品衛生法施行令第35条」により『飲食店営業』と『喫茶店営業』とに区分されます。

 

それぞれの営業形態によって、営業設備の基準が変わります。所轄の保健所や施工会社と事前の打ち合わせの上、設備要件を満たした店舗設計が必要になります。

 

許可業種 営業内容 メニュー
喫茶店営業 客席を設け
飲食物の調理・提供
アルコール類を除く飲料。
軽食はトースト程度。
サンドイッチは除く
飲食店営業 客席を設け
飲食物の調理・提供
すべての調理食品。
アルコール類
菓子製造業 菓子類・製パン
などの製造・小売り
ケーキ・クッキー・
パンなど。あん類アイス類は別途許可
食料品等販売業 惣菜類・弁当類・
加工品類などの小売り
仕入れた弁当類
仕入れた惣菜類

 

 

ルール上、『カフェ』と『喫茶店』という区別はありません。取得した営業許可によって、販売できる内容が決まるのです。

 

開業する際に、営業許可としてどちらを申請するのかという選択であって、営業許可の内容とカフェ・喫茶店という名称に関係はないのです。

 

  • 飲食店営業
    ⇒調理全般OK / 酒類の提供OK

 

  • 喫茶店営業
    ⇒調理原則NO / 酒類の提供NO

 

 

法律上では カフェと喫茶店の区分ではないわけ。飲食店許可と喫茶店許可の違いなんだね。どちらの許可を取得したカフェなのか喫茶店なのかということ。

オーナー

 

ギルバート

あ”あ”んん…なんだかややっこしいけど、結局 営業許可次第で、カフェも喫茶店も基本同じ。違いは利用者がどう判断するかってことね。

 

では、利用者はどのようにイメージしているのでしょうか?

 

 

カフェのイメージ。

 

『カフェ』と聞いてどうのようにイメージしますか?

 

お客さん

お店が可愛くて、流行に敏感な感じで、店内は明るい雰囲気で、お料理がインスタ映えして、わくわくが止まらない感じ。

 

インテリアのセンスが良くて、最先端の調理機器が揃っていて、素敵な音楽が流れていて、美味しい料理があって、ゆったりくつろげる感じ。

お客さん

 

 

  • オシャレな店内・可愛いデザイン・センスが良いインテリア
  • モダンなスタイル・最先端の技術・流行に敏感な発想
  • 明るい客席・ポップな音楽・楽しい会話
  • ほっこりする・わくわく止まらない・ゆったりくつろげる
  • 美味しい料理・家では食べられないメニュー・インスタ映えするディシュ

 

“ザクッ”とまとめると

 

カフェのイメージは、独自の価値観を私たちに提案・表現している。そんな気がしませんか?

 

アピールの仕方はそれぞれですが、カフェらなりの(彼らなりの)カフェ表現(自己表現)を発信することで、集客につなげているのです。

 

 

持論展開:私は見た!カフェとは。

 

カフェは、人を引き付ける魅力があります。

 

逆に言えば

 

カフェは、魅力的な価値を提供することで集客する業態です。

 

『自分が表現したいモノを提供し、共感した人をファンとして獲得する。』

 

 

 

『カフェはお店が主役、お客さんをファンに』

 

飲食業界での経験から感じたカフェ経営の持論です。

 

例えカフェと銘打っても、これができないカフェは、カフェとして見なされない可能性が高いです。

 

経営の基本は『コンセプト=利益の台本 』です。コンセプトが正しく認識されて、はじめて利益が生まれます。

 

カフェというコンセプトが認識されなければ、計画していたような経営はできません。結果、利益は出ないのです。

 

 

喫茶店のイメージ。

 

では、『喫茶店』のイメージはどうでしょうか?

 

お客さん

懐かしの安らぎ。気取らない自然な接客。テレビがあって、気兼ねなく過ごせる。期待もしないがいつもの安定のメニュー。

 

別に何がってのはないですよ。コーヒーとかナポリタンとかくらいですかね。

お客さん

 

  • レトロ・長年経営・懐かしい
  • 熟練・安定・優しさ・気遣い
  • テレビ・ラジオ・常連さん・日常
  • 気兼ねがいらない・好きに過ごせる・場の提供
  • 気軽・懐かしい味・気取らない・いつもの

 

“ザクッ”とまとめると

 

喫茶店のイメージは、

 

気軽に利用できる。気兼ねなく使える。

 

日常的かつ気軽に利用できるというお客さんの想像を裏切らない。お店に引き寄せられるというより、利用動機をかなえるために立ち寄る。そんな感じです。

 

 

持論展開:私は見た!喫茶店とは。

 

喫茶店は、気兼ねなく気軽に利用できるのが魅力です。

 

逆に言えば

 

喫茶店という場を使って、利用動機を無事に済ますことをお客さんは期待するのです。

 

『お客さんの利用目的にそぐわぬよう対応し、その場を提供することでお客さんが有意義に過ごせるよう努める』

 

 

『喫茶店はお客さんが主役、お店は接待役』

 

厳しいですが、これが喫茶店の見られ方です。

 

「喫茶店だ」と認識されると、お客さんの利用動機に答えられない場合、 トラブルになる可能性が高くなります。

 

お客さんの用途を理解した上で開業しないと、喫茶店というコンセプトがぶれてしまいます。

 

  • ゆっくり勉強したいのに、濃い接客はいらない。
  • さっと軽食で済ませたいのに、じっくりコトコト煮込んだ料理などいらない。
  • 新聞が読みたいのにVOGUEなんていらない。
  • こっちの話なのに、邪魔なBGMなんていらない。

 

喫茶店は、お店の良し悪しではなく、お客さんが満足できたか否かが評価となります。

 

私も喫茶店時代は、トーストには塩だろ!なんて言われてわざわざ買いに出たり。たばこや新聞を買いに走ったり。お客さんの要望に積極的に答えてましたね。だって それで喜んでくれるんですもん。カワイイとかオシャレとか美味しいなんて差ほど問題じゃないんです。

オーナー

 

 

結論:カフェと喫茶店の違い。

 

『業種』とは、売るもので分けたものをいいます。肉屋・魚屋・八百屋など売るものによって区分することです。

 

『業態』とは、同じものを売る中での『売り方』をさします。

 

売るものは同じ業種でも「どのような売り方をしているのか」「どのような特徴を持っているのか」そんな売り方を『業態』といいます。

 

カフェと喫茶店の違いは『業態』です。

 

カフェと喫茶店の違いは『業態』です。『売り方』『ビジネスの仕方』が『違う』ということです。

 

 

『業種』はカフェも喫茶店も同じ。

 

重要なのは『業態(売り方)』が違うということです。

 

 

◎カフェ業態は、お店が主役。お客さんはファン。

 

◎喫茶店業態は、お客さんが主役。お店は接待役。

 

この業態の違いを理解していないと、開業後に不具合が生じます。再起動して修正するにもお金が必要になってしまいます。

 

 

業態を見極めてマネタイズをする。

 

どちらが良い悪いではありません。業態の好き嫌いもあるでしょう。

 

開業前に必要なことは

 

『どちらの業態を想定して、お金を稼ぐのか』考えることです。

 

 

◎カフェ=価値・評価>>>利益・儲け

  • カフェが主役であれば、お客さんを魅了するためのコストや時間が必要です。⇒コスト高
  • お客さんをファンにすることで、お店を評価してもらえます。存在価値や自信につながります。⇒社会的評価

 

◎喫茶店=利益・儲け>>>価値・評価

  • 喫茶店が接待役であれば、お客さんの用途に応えることが必要です。⇒社会的評価
  • お客さんを主役にすることで、用途に応える以外にコストや時間をかける必要はありません。⇒コスト低

 

 

あくまで持論です。一般的にお客さんはこのような捉え方をしているということ。それを想定したマネタイズをする。このイメージを逆手にとるやり方もあるでしょうね。喫茶店なのにめちゃくちゃ料理にこだわってる。とか、カフェなのにとてもシンプル。とか。

オーナー

 

 

まとめ
  • ルール上 カフェと喫茶店の違いは名称。
  • 開業時 飲食店営業と喫茶店営業どちらかを選択。
  • カフェと喫茶店はイメージで決まる。
  • カフェと喫茶店の違いは『業態』です。
  • 業態の違いを見極めて開業計画をすること。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です