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飲食店の子どもお断りの本当の理由とは。

 

こんちちは。

 

やさちか。オーナーです。

 

本日は

 

街で見かけた素敵なカフェ。ランチしたいんだけど『子ども連れはお断り』とか『子どもも必ず注文しろ』とか『子どもの席代金もいただきます』とか。なんてツレない世の中…。

お子さん連れ

 

私もホントそう思います。

 

では、なぜか?

 

『未就学児お断り・小学生未満お断り』の主な理由としてあげられるのは

 

『他のお客様のご迷惑になる恐れがあるため、トラブル回避にご理解ください』

 

的な感じが想像できると思います。

 

この『他のお客様のために・・・』は、あくまで表立っての理由。

 

実は、飲食店側にもお断りしたい『裏事情があるんだよ』ということをご説明します。

 

 

飲食店お子様お断りの理由。お店側の裏事情とは。

 

なぜ、『お子様お断り』なのか。
(ツレないですよね。)

 

表向きには『他のお客様のご迷惑になる場合があるから』みたいなことになっていますが

 

それはあくまで建前だったりします。

 

実は、言うに言えない飲食店側の『ちょっと子どもさんはご勘弁』という裏の理由があったりもするんです。

 

 

飲食店側のお子さんご勘弁な理由

  • 理由①:汚す。
  • 理由②:残す。
  • 理由③:対応が整っていない。

 

大多数でみると、子どもが「ギャーギャー」騒ぐぐらいで「ブーブー」言う大人なんてそういません。

 

そう考えると、『お子様お断り』は、お店側のリクエストである可能性も高いのです。

 

 

『お子様お断り』理由①:汚す。

 

私も、カフェやさしいちから。オープンに際し、アイキャッチ(注目)の意味もこめまして、『こだわりのイス』を約50万円ぶっこ込みました。

 

 

オープン初日に、親戚の大家族がやってきて 一瞬でそのイスがシミだらけになるという惨劇にあいました。

 

また同日…

 

まっさらで真っ白な壁を、お子さんらが足をかけながらよじ登るという行為にでまして 一瞬でその純白の壁紙が擦り剝けるという惨劇にもあいました。

 

オープン初日の店内

 

『お子様お断りの店』って『こだわりの店』だったりするんですよね。

 

インテリア・家具・食器・・・etc

 

「壊れて困るようなもの置くな!」と言いたくなりますが、そんな『こだわり』が集客上の『売り』だったりするのです。

 

故意ではないにせよ、汚れたり・破壊されたりすると ちょっと困る。

 

子どもですし、故意ではないですから弁償なんて無論言いません。店としては『壊れて困るものを置かない』 か『 壊しそうなKIDSを入れない』そのような選択肢になります。

オーナー

 

 

カフェ開業のイス選び。「どんなものが良いの?」イス選びで失敗した話。

 

 

『お子様お断り』理由②:残す。

 

『お子様お断りの店』って『食材にもこだわっていたり』するんですよね。

 

希少な食材や高価な食材だけでなく、生産者を知っていたり・直接コンタクトをとっていたり。生産者の苦労や努力を痛いほど理解した上で、大切にその食材を扱っていたりするわけです。

 

そのあたりをお客さんに周知しようとしても、直接 その苦労や努力を目の当たりするわけではないので なかなか伝わりません。

 

ことお子さんとなれば、知る由もないわけで。

 

「きゅうり、いらなーい」

「トマト、きらーい」

「もう、いらなーい」

 

昨今の飽食の時代、なかなか生活に染み付いた食習慣はぬぐい切れません。

 

もちろん、「まだ小さい子どもなんだから大目に見てよ」って、その通りなんですが、やっぱり悲しいんですよね。大量に残されたりしていると。

 

特に お子さんは 気分によって よく食べるときもあれば、全く食べないときもありますからね。

 

お客さん

でも、こちらはちゃんとお金をお支払いしているんだし、食べようが残そうがいいんじゃないの?食べられないんだからさ。

 

100%おっしゃるとおりだと思います。

 

ですので、お店側としてはそのようなことが起こる前に事前対応するのです。

 

『食の大切さ・希少さ』にご理解いただけるようなお客様を顧客として迎えるような構えをとるわけです。

 

顧客を限定する理由についてはコチラ⇓
カフェのネーミングを思い入れだけで付けてはダメな理由。

 

 

『お子様お断り』理由③:対応が整っていない。

 

『お子様お断りの店』って『小さいお店』だったりするんですよね。

 

狭いなりに工夫を凝らしてはいるのですがどうにもならない。

 

一番割を食う空間が トイレ・お手洗い・洗面室。『レストルーム・パウダールーム』が狭くなっていたりします。

 

  • おむつ替えをするスペースやおむつ台がない
  • 授乳するスペースがない。
  • あやすスペースがない。
  • お子さんが遊べるスペースがない。

 

つまり『お子様連れのお客様のご要望にお応えできる設備が整っていない』ということです。

 

他のお客様のご迷惑というよりも

 

『お子様連れのお客様に ご不便やご迷惑をおかけしてしまうので、ご遠慮いただく』ということもあるわけです。

 

うちのカフェはやはり小さいので設備は整っていませんが、お子様もOKです。なにかご要望があれば、常に臨機応変にご対応させていただいております。

オーナー

 

 

飲食店側・お客さん側ともに構える昨今。

 

お子さんが泣いたり・グズったり・騒いだりしたときも、どのようなお店が自分たちに合うのか判断するときも、やはり 親御さんの対応が求められることと思います。

 

そこの親御さんの配慮というか 対応ひとつで、周囲の構え方が決まってしまうように感じます。

 

親御さんが、お子さんの行動に全く関知しないとか。お店のスタイルに全く無関心とか。『周囲への配慮』と『ご自身の安心』に判断がいかなくなると

 

お店は お願いをお伝えする前に、入店をお断りすることで、相互の安泰をはかっているように思います。特に最近の飲食店の対応を見るに考えさせられます。

 

なんか残念ですよね。

 

  • 未就学児・小中学生以下お断り。
  • お子様も必ずワンオーダーお願い。
  • オーダーしないなら座席料金を頂戴。

 

飲食店側は

そこまでしないといけないのか。

いや、そこまでしないとやっていけないご時世なのか。

結果、そこまでするからやっていけなくなるのか。

 

 

私が飲食業の経験から感じたことは

 

飲食店側は『自分のお店の立ち位置をしっかり定めること』だと思います。

 

頑張って美味しい料理を軸にしたいなら、カフェではなくレストランにする。高級なお店をやりたいなら、カジュアル風な店構えではなく ちゃんと高級な風格のお店にする。こだわりのケーキを出すカフェならば、胸を張ってケーキ屋(イートインできるケーキ屋)にする。

 

うちのカフェやさしいちから。も、98%以上食事のカフェならば、本来 レストランにするべきなんです。

食事ばっか食べてるという立ち位置をしておきながらカフェを名乗っていたら、お茶して読書とかお茶してゆっくりなんて到底できないわけです。

結果、迷惑をかけてしまう。食事がメインなら食事がメインのお店にして、その立ち位置でそれなりのお代をいただく。

 

一見、ナチュラルなお店に見えて「ダメよーダメダメ」一見、普通のレストランに見えて「ダメよーダメダメ」では、わからんっすよ。

 

間口広くしておいて、これはダメ・あれはダメというのは、ひどい話ですよ。

オーナー

 

 

うちのカフェは

 

一見して『カフェには見えず』

一見して『何屋かわからず』

一見して『やっているのかもわからない』

 

これが立ち位置です。

 

これを見て判断いただく。

 

当店をご存じない方にご迷惑をかけないように、知ってるもん同士で ひっそり営業しているのであります

 

 

「トースト!」「ナポリタン!」と純喫茶と間違われていた立ち位置からの~

 

⇓⇓⇓

⇓⇓⇓

 

\\ 何屋かわかんない!//

 

 

周囲に対して、自分のお店の立ち位置をしっかり把握した佇まいにしたわけです。

 

改装工事開始!!破滅に向かって。

 

ギルバート

これなら、ナポリタンなくても しょうがないわな。看板もメニューもないんだから。

 

まとめ
  • 『他のお客様のご迷惑』は 表立っての理由。
  • 『お子様お断り』は、お店側のリクエストである可能性も高い。
  • 親御さんの対応によりご自身の安心が確保される。
  • 飲食店は自店のカラーを明確に提示すること。

 

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