悩んでいるひと
- カフェやりたいけどそもそも不安…
- 個人でもカフェをやっていけるのか…
- 小さいカフェでも大丈夫か…
このような悩みを解決します。
✅この記事を読むことで...
- カフェやりたいけど不安、自信がないを解消
- カフェをやるにあたり、なにから考えたらいいのかわからないを解消
- ありきたりなカフェ像からの脱却
- カフェをやりたいが、強いオリジナリティーがないを解消
小規模でも十分魅力的で強いカフェを
考えるきっかけになります。
なんとなく不安で自信がない人でも
オリジナルの個性を発見することで
自分にしかできないカフェを開業するんだ
という大きな目的と希望が描けます。
前回は、前編をご説明しました。

【前編①~⑤】
- ①資本力のある大手と競合しない
- ②資本力のある大手とは別の強みを持つ
- ③小回りを活かす
- ④好きな作業をコツコツやる
- ⑤細部にこだわる
前編をザックリまとめると
小さいカフェで成功するためには
大手や他のカフェと差別化できる
強い個性をつくる必要があるということ。
その『強い個性』とは
あなたにとって
『好きなコト』『やってみたいコト』
『得意なコト』『経験してきたコト』
であれば
より個性的で専門性も高まるよ。
そんな感じでした。
さて、今回は
『個人で小さなカフェを開業して必ず成功させる方法 【後編】』
についてお話していきます。
個人でカフェを開業する場合の弱者の戦い方とは
個人経営や小規模経営で
小さなカフェを開業する場合
あなたが理想とするカフェ経営を実現したいのであれば
この『弱者の戦い方・弱者の戦略』に徹することが必要です。
この戦略に照らし合わせて、開業計画を練ることをおすすめします。
【後編⑥~⑩】
- ⑥口コミを大事にする
- ⑦フォローをしっかりする
- ⑧人間味を出す
- ⑨慢心しない
- ⑩セカンドキャリアを定めておく
⑥口コミを大事にする
口コミを大事にするとは
人から人へと伝わるリアルな口コミが期待できる
そのようなカフェ経営を心がける
ということです。
なぜならば…
無計画な宣伝や広告は無意味だからです。
宣伝や広告で集客する方法は
資本力のある大手の得意技です。
大型のカフェはどんな客層でもこなせます。
しかし、小さなカフェの場合
無計画に宣伝してしまうと
コンセプトに合わない客層も集客してしまい
カフェとお客さんとの価値観の共有ができず
雰囲気が悪くなったり
クレームなどトラブルの原因になります。
カフェの場合(飲食店は別です)
無計画に店頭や最寄りの駅前でビラを配ったり
無計画にポスティングをするのはNGです。
もし、するのであれば
あなたのカフェが想定する
ターゲット顧客(客層)に向けて
きちんと届くような方法で配りましょう。
小さなカフェを成功させるポイントは
お店とお客さんとの価値観の共有です。
個性(コンセプト)をもったカフェの場合
来てほしいお客さん(ターゲット顧客)を
意図的に来店させなければなりません。
それには、無差別に宣伝をするのではなく
好きな人が好きな人を呼んでくれる
口コミがとても有効なのです。
たとえば
宣伝や告知は、オウンドメディア
自社で保有するメディアに限り発信する。
そして
集客は店内にて
メニューや冊子にお願いを書いてみるなどは
いかがでしょうか。
お客様の口コミだけが頼りです💛
お気に入りの際は
ご家族ご友人みなさま
お誘いあわせの上
ぜひご来店ください!」
お気に入りの際は
食べログやtwitter
instagramの投稿
よろしくお願いします💛」
小さなカフェだからこそ
価値観の共有が大切になります。
その意味でも
口コミは、ファンを獲得するための戦略
とも言えるのです。
たとえば『野菜ソムリエ』がいるカフェ。
野菜が好きな方には話題性があります。
下記に、自宅で簡単に資格が取得できる野菜ソムリエについてまとめました。またその他、口コミになるような資格もありますので。よければ、ご参考にしてください。
⑦フォローをしっかりする
小さいカフェは細部にまで目が行き届きます。
きめ細やかな気づきが可能なはずです。
特に接客面において
お客さんとの距離が近いため
関係性を有効に活用することができます。
- 初めて来店された方か
- いつごろ来店された方か
- 前回、何を注文された方か
- なにを気に入ってくれた方か
- どんなお話をされた方か
お名前は?お子さんはいくつか?
出身はどちらか?お住まいはどこか?
悩みは?夢は?仕事は?趣味は?
小さなカフェでは来客数も限られます。
会話の中でお客さんそれぞれの情報を把握し
より親交を深めるきっかけにします。
僕のカフェパートナーである妻は
情報をすべて把握し接客していました。
その結果…
飲食評価サイトなどの書き込みでは
カフェの評価もさることながら
接客に関する好評が必ず記載されました。
小さいカフェだからこそ
お客さんの事情や心情をきちんと理解する。
これも大手にはない『強み』です。
立派な『おもてなし』といえるでしょう。
⑧人間味を出す
小さいカフェは、あなたそのもの。
お客さんにとって
- 『大手のカフェ=ブランド』
- 『小さいカフェ=あなた』
このような認識になります。
そして、あなた=人です。
お客さんは
人に興味をもって来店されるのです。
人間味とは『人らしいあたたかみ』。
色々な場面で表現することができます。
- 接客
自然な会話、自然体での受け答え - 料理
手間ひまをかける、いちから手作り - インテリア・創作
ハンドメイド作品、趣味を活かす - 情報告知・ブログやSNS
人柄が表れる発信、日常の出来事
まず、なにより大切なことは
あなたの『ヒトとなり』です。
完全無欠の完璧なカフェもすばらしいですが
愛されるカフェでなければなりません。
人間味あるあたたかい店づくりも必要です。
『失敗しても愛嬌、バカでも愛嬌』
それでこそ人間ですし
それをうまくまとめて魅せるのが
小さいお店の立ち振る舞いです。
常に可愛がられるカフェ
常になにかしてあげたくなるカフェ
常に甘えられるカフェ
そっと寄り添えるカフェ。
お客さんに突っ込んでもらえるようなスキを
あえて開けておくことも
可愛がられるカフェの秘訣なのです。
⑨慢心しない
慢心するとは、おごり高ぶること。
当たり前のことですが
カフェ経営において
常に考えなければならないことは
- 毎日たくさんのお客さんに来てもらうこと
- お客さんに満足してもらうこと
- 確実に利益をあげること
- 長く経営していくこと
とくに新規開業の場合
オープンがゴールになりがちです。
カフェを建てるのと
カフェを経営するのは全くの別モノです。
実際、オープンしたカフェの多くが
3年以内に廃業していると言われています。
開業前の見通しが甘かっただけでなく
開業後の姿勢にも問題があったと言える場合もあります。
お店が軌道にのることで
慢心してしまうのです。
とは言え…
安心してください!
自営業は慢心してるヒマなどありません。
なぜならば…365日
- どうすれば、お客さんが来るだろうか?
- どうすれば、満足してもらえるだろうか?
- どうすれば、利益があげられるだろうか?
- どうすれば、お店を続けられるだろうか?
常に頭から離れない呪縛になるからです。
カフェをオープンしたその日から
慢心なんてできないからです。
⑩セカンドキャリアを定めておく
カフェはだらだらと長くやることで
とつぜん成果が出るものではありません。
早い段階でターゲット顧客を多く集客し
顧客をいかに減らさないかがカギになります。
設定したコンセプトである利益の台本にそって
想定通りの営業ができているか。
その手ごたえが重要です。
その手ごたえがなく
「これはまずいぞ…」と感じたとき
そのときは即やめることが肝心です。
こういうご意見もあるでしょう。
「すぐやめられるわけないでしょ!」
全くその通りです!
だからこそ
カフェをやめたらどうするか
前もって決めておくことが大事です。
- カフェをやめたらどうするか?
- セカンドキャリアは何をするか?
- 次の夢や目標は何なのか?
カフェをオープンして営業を頑張るゾ!
ではダメです。
『カフェをやめたらどうするか』
必ず決めておくこと。
本当にやめなければならない時に
生死を分けることになります。
カフェ経営が行き詰まってしまったとき
- やめたらどうするか決めていない場合
あがくことで時間と負債を増やしていく。
大きな傷を負って再起不能に。 - やめたらどうするか決めている場合
すぐに気持ちの切り替えができる。
そのための準備がすでにできている。
新しい技術や知識を習得したり
新しいビジネスを考案したり
全く別の業界を覗いてみたり
セカンドキャリアを考えてみたり
カフェを経営している今だからこそ
落ち着いて考えることができるのです。
セカンドキャリアについて⇓⇓⇓
商売に”ブーム”が必要不可欠な理由。
コロナ感染対策を可視化することが必要になる
今後、カフェを経営するために1番大切なことは
お店が実施した新型コロナウイルス感染対策を
お客さんにしっかり明示することです。
なぜなら…
感染対策を可視化することで
お客さんは安心して来店することができるからです。
- 十分な換気能力や換気設備があることを発表する。
- 人との距離間を十分確保してあることを発表する。
- 人と接しないような空間づくり(ブース型、個室型)を発表する。
- 免疫力向上をテーマにしたメニューの提案をする。
ウィズコロナ・アフターコロナの時代に
やらなければならないポイントは
感染者を出さない対策とその可視化です。
なぜなら…
「味」や「雰囲気」や「接客」による口コミだけではなく
『お店の感染対策の充実度』も評価のひとつに加わるからです。
目に見えるかたちで
お客さんに安心していただけるコロナ対策として
最も注目されているのが
『フェイスシールド』です。
ウィルス対策・飛沫対策はもちろん
これからのニューノーマルな飲食業として
お客様に目に見えるかたちで
コロナ対策を積極的に講じているという
アピールにもなります。
withコロナafterコロナ時代の飲食店における
『正装』『身だしなみ』として
フェイスシールドは必要になるでしょう。
まとめ
『個人で小さなカフェを開業して成功させる方法 』
前編・後編をみてきました。
ざっくりまとめますと
前編は、小さなカフェに必要な武器
『個性』について。
後編は、小さなカフェに必要な戦略
『人の魅力』について。
『小さなお店こそ人の魅力が大事』
そして
『味より何より最後は人の魅力』
最後まで残るお店には
やはり人の魅力が存在するものです。
個性的で人の魅力あふれるカフェ
それが小さなお店の基本です。
まずは
『弱者の戦い方・弱者の戦術』前後編にそって
あなたの持ち得る『個性』
あなたの持ちうる『魅力』
これらを極端なくらいでかまいません
書き出してみることから始めましょう。