悩んでいるひと
- 失敗したらどうしよう…
- 繁盛するにはどうしたらいいの?
- やっぱり立地条件って重要なのかな?
こういった疑問に答えます。
✅本記事の内容
- カフェ開業で失敗しないために必要な5つの条件とは
- カフェを繁盛させるためにかかせないこととは
- 立地条件が悪くても問題ない理由
✅著者の経歴
この記事を書いている僕は、カフェ経営歴10年ほど。横浜で人気のカフェ『カフェやさしいちから。』を経営していました。
実際、本ブログのノウハウを使ってカフェ経営に成功した僕は、稼いだお金をもとに、現在はセカンドキャリアとして愛媛県に家族で移住。海と山に囲まれた自然豊かな場所でのんびりスローライフを実践しています。
☑元個人カフェオーナー
カフェやさしいちから。
(2010-2020まで10年間営業)
☑人気メニュー人気商品で集客
(そば粉のガレット/お絵描きラテアート)
☑惜しまれつつ移住
(現在 脱カフェして愛媛県に移住)
カフェ開業で失敗しないために必要な5つの条件
カフェにとって繁盛するための条件とは?
パッと想像してみてください。
ドリンクにフード、接客やサービス
お洒落な店内にインテリアなど多岐にわたり
考えただけで難しそう…。
しかし、安心してください。
流行るカフェに必要な条件はたった5つ。
- 常に、入りやすい店構えであること
- 常に、本物感のあるお店であること
- 常に、くつろげる空間であること
- 常に、美味しさを追求すること
- 常に、気持ち良い雰囲気であること
以上の5点をしっかり実践できれば
あなたも人気カフェの仲間入りです。
集客や売り上げの基盤は確保できます。
では、ひとつずつ確認していきましょう。
1. 入りやすい店構え
カフェのファサード(正面デザイン)は、お店の顔そのものです。
常に、入りやすい店構えになるよう工夫しましょう。
カフェのファサードや入口周辺の印象は
「素敵なお店ね?入ってみよう!」
という来店動機につながるからです。
清潔感のある明るくオープンな店構えになるよう意識しましょう。
ただし、ひとつ注意点があります。
ターゲット客層や明確なコンセプトがある場合(女性をターゲットにしたカフェとか食事をメインにしたカフェなど)には、おすすめできません。
なぜなら、さまざまな来店目的の客層を招き入れてしまうからです。
カフェとお客さんとの間にギャップが生じると、予期せぬトラブルが発生します。
設定を知らずに来店したお客さんも、気に入って来店されたお客さんも、双方に迷惑をかけてしまうのです。
このように明確なコンセプトがある場合、ターゲットに据えた客層が興味を抱くような店構えが必要です。
言うなれば、ターゲット以外の人が『入りにくい店構え』が必要ということです。
2. 本物感のあるお店
本物感のあるお店をめざしましょう。
とは言え、なにもかも本物をめざす必要はありません。
「これだけは、こだわりたい!」
「これだけは、自慢したい!」
僕がカフェで本物にこだわったところは
- 店舗デザイン
- エスプレッソマシン
- 業務用什器調理機器
- 料理
お客さん目線で言うなれば
『お店のこだわりは、お店の本気度』
選択と集中で、いくつかにしぼり
それだけは、お金や時間、手間暇をかけてでもこだわる。
本物感をお客さんに披露できれば、それがあなたのカフェの『売り』になります。
この『売り』が来店のお目当てになったり、口コミで拡散される要因になったりします。
「自分に自信をもちたい!」
「ちゃんと技術を習得したい!」
「正式な肩書きを示したい!」
このようにお考えになるなら、資格の取得をおすすめします。
下記に、自宅で簡単に資格が取得できる通信講座をまとめました。好きなことを深掘りする意味合いもあります。よければ、ご参考にしてください。
3. くつろげる空間
カフェの評価において、くつろげる空間やゆったりできる雰囲気が重要であることは言うまでもありません。
なぜなら、お客さんは来店した目的を落ち着いた状態のもと達成したいからです。
ただ気をつける点は、来店するお客さんの目的はさまざまであるということ。
たとえば
- 会話を楽しみたい方
- 静かに過ごしたい方
- 食事を満喫したい方
- 仕事や勉強をこなしたい方
- カフェが大好きな方
- 特に興味ない方
このようにかなり温度差があります。
必要なのは、あなたの目指すカフェのコンセプトに合わせた空間づくりです。
カフェとお客さんとの価値観が共有できるような空間づくりに努めましょう。
また、開業後もお客さん様子を観察しながら、席の配置、照明の明るさ、BGMの音量など、くつろげる空間になるよう常に改善をおこたらないことも大切です。
4.美味しさの追求
美味しさは、最も根強い評判になります。
「美味しい」という評判は、お店の本物感にも大きく影響します。
ただ、こう聞いて
「ちょっと自信がないなぁ」
このような場合は、なにか『1品』にしぼってみてください。
そしてその1品には、最高の食材をつかって調理します。それだけで美味しさは、格段にあがるはずです。
パスタなら、にんにく、唐辛子、塩やオリーブオイルまですべてイタリア産の食材で調理してみる。製菓なら、最上級の小麦粉や卵を使ってみる。
ここで実話ですが…
僕のカフェの超人気看板メニュー『そば粉のサラダガレット』は、すべて最高品質の材料で作りました。
その結果!
大評判となり全国から評判を聞きつけたお客さんが来店するまでになりました。(いまだに「食べたい!!!」というありがたいお声も頂戴しています)
ただ、こう首をかしげる方もいるのではないでしょうか?
「原価率が高くて儲からない!」
はい、その通りです。
ただ、重要なのは
儲けが少なくても、この『お得で美味しい1品』を中心に、集客でき、それがカフェの看板メニューとして定着します。
このことは『ただのカフェ』から『○○と言えば、あなたのカフェ!』というように他店との差別化にもつながるのです。
もちろん利益は、その他のメニューをからめて補います。
僕のカフェの場合は
そば粉のサラダガレットで集客
パスタ・ハンバーグ・ドリンクで利益を回収
最後、5つ目の条件である『気持ち良い雰囲気であること』こちらは、繁盛しているカフェにかかせない常識です。
5. 気持ち良い雰囲気
カフェの評価は、『QSC』で決まります。
- Quality(クオリティ):高い品質のメニュー提供
- Service(サービス):接客面の徹底
- Cleanliness(クレンリネス):店内やスタッフの清潔さ
特に、お客さんに気持ち良く過ごしていただくためには、Cleanliness(クレンリネス)店内やスタッフの清潔さが基本です。
お客様が食事をする場所はもちろんのこと、調理場やトイレ、そしてスタッフの清潔感もカフェにとって大切です。
以下に、カフェのはじめ方やイメージづくりに役立つおすすめの本をご紹介しています。コンセプトやメニュー、デザインの参考になりますのでご覧ください。
まとめ
以上になります。
カフェ開業で失敗しないためのたった5つの条件がしっかりと実現できれば、流行るカフェの基礎が完成します。
多少立地が悪くても口コミなど評判がたちます。口コミが拡散されれば、集客に大きくつながります。
ただ難しいのは、この5つの条件を常に追求し続けるということです。
今日も明日も明後日も…休む暇はありません。頭の中は常にこのことでいっぱい。
そう考えると、なかなか流行るカフェが少ない理由も理解できるはずです。