フェイクニュースか?と驚きで沸いた結婚発表&記者会見
私個人は、テレビもあまり見ないですし芸能界とかお笑いとかも進んで知ろうとするタイプではないので、おふたり山里亮太さんも蒼井優さんもなんとなくメディアや映画などで存じてはおりました。
結婚のニュースを見かけたときも、特に何の感想もないくらい。
オーナー
ギルバート
そんな折、いつものように you tube を見ていると、各ニュース動画に「山里さん&蒼井さん結婚会見」の様子がたくさん出てきていたので、言葉はあれですが まぁちょこっと的な感覚で拝見しました。
終始、笑顔の絶えない微笑ましい結婚会見でしたね。興味ないと言いつつなにげに全部見てしまいました・・・。
山里さんと蒼井さんとを引き合わせたという相方のしずちゃんも登場して、前半は、おもしろ可笑しく和やかな雰囲気で進行していました。
おふたりの馴れ初めやエピソードなどが語られ、ご両親に挨拶に行ったときの様子など幸せそうに話していましたね。非常にすばらしい会見だったのではないでしょうか。
結婚会見を行った南海キャンディーズの山里亮太&蒼井優 (C)ORICON NewS inc.
目次
さて、その記者会見を見て私が個人的に感じたことを書いてみようと思います。
本当のところはご本人同士でなければ知り得ないことですし、もっと言えば それぞれ個人の本音というのも私たちには伺え知ることはできないので、正直 ただ見て受け取るだけでしかありません。
だた、個人的にとても考え深かったことがありました。それは・・・
蒼井優さんが、山里さんを選んだ理由を聞かれた際に
「尊敬できるから」
と答えたことです。(真意はどうかというのは別として)
この愛する相手に対して「尊敬できる人だから」という返答に、私は忘れかけていたあの頃の愛を思い返しました。
青臭い恋草だと承知の上ですが、確かに若い頃 お互いが尊敬できるというだけで恋は成立したように思えたのです。
いま、ロスジェネ世代の結婚意識とは
「ロスジェネ」は「ロスト・ジェネレーション」の略です。 つまり失われた世代という意味になります。 この「ロスジェネ世代」にあてはまるのはバブル崩壊後から約10年間の期間に就職活動をした人たちのことです。 つまり、1970年~1982年頃に生まれた世代がそう呼ばれているのです。
当時は感じなかったがこれ見て人生振り返ると「どうせ無理だから」ってオルタナ思考だった。受験戦争でドロップアウトし、就職氷河期でどうせ無理だからとフリーターを肯定し、過労死地獄でそれが社会人と強要され、低賃金で安くて美味いが当たり前、50歳前にリストラでAIとイス取りゲーム。年金なし。 https://t.co/JkxAsaMEGa
— カフェやさしいちから。 (@caffe_yasachika) 2019年5月31日
バブル世代の幻影を必死に追いかけたロスジェネ世代。年齢にして35歳~48歳くらい。私はちょうどそのド真ん中。
目上のバブル世代の栄光をお手本に育てられてきたロスジェネ世代。
幼少期にはバブル真っただ中に過ごし
↓
何でもいいから大のつく大学に進学し
↓
一部上場企業に就職し
↓
右肩上がりの明るい未来を見据え
↓
年功序列・終身雇用で安定した暮らしを実現
↓
まあ結婚して?幸せな家庭もって? たぶんマイホーム買っちゃう?
↓
みたいなレールを目標に競争してきた世代です。
しかし、そんなバブル景気も実体経済と乖離していることを懸念した日銀の金融引き締めにより終焉します。(なんか今もそんな感じだよね・・・)
オーナー
それ以降日本は「失われた20年」と呼ばれる長い経済停滞の時代に突入します。中でも、バブル崩壊から10年間は特に景気が悪く、企業における新入社員の採用意欲も下がりました。
この就職氷河期という厳しいタイミングで就職活動をすることとなった人たちが「ロスジェネ世代」なのです。
大学卒業してみたら就職氷河期に直面しどうにもならないという有様・・・。
なかなか就職ができずフリーターになったり、再就職を目指しても世間は非正規雇用ばかり、仮に就職できてもデフレで給料が伸びず、挙句の果てには早期退職勧告。
就職できずフリーターが長く続いたり、夢ばかりをいつまでも追い続けていたり、就職できても非正規や契約社員ばかりで収入が増えない。結果、資産形成もなかなかままならない。
さらには、就職氷河期の厳しい競争の中、受験戦争・就職戦争・仕事の生き残り戦争で常に忙しく出会いの場もなかなか形成できず、かつ給料も低く貯蓄ができるまで結婚が先送りになるケースも多くなる。
職ない金ない資産ないとなると 条件面で 結婚はなかなか難しく・・・。
時間ない出会えないカネ貯まらないとなると 当然 晩婚化していく・・・。
ふと気が付くと婚活スタート年齢が35歳前後になる場合も多く、晩婚化することで結婚の条件がより厳しく具体化してくる。
女性陣
婚活相談員
男性陣
婚活相談員
男性は収入でバッサリ切られ・女性は年齢でバッサリ切られるという始末。
まさに結婚の場においても条件競争という厳しい世代なわけです。
人付き合いの根底にある部分こそ「尊敬できる存在」
たしかに、結婚した後も現実というものは相変わらず厳しいものです。
私ら夫婦もロスジェネ夫婦。 元は永遠の夢追い人バンドマンとそれを支える気さくな管理栄養士ですよ。
お互い尊敬していたかは恥ずかしいので置いておきますが・・・お互い条件を満たした上での結婚ではありませんでした。まあ、運命共同体的な結婚です。
しかし、いくら夫婦円満だとしても、生きていく厳しさは、全く別ですよね。いくらお互いが尊敬しあっていても、苦しいものは苦しいわけですよね。ですから やはり将来を見据えて婚活に挑むことは当然のことだと思います。
ただ、切迫した状況下で 条件で相手を絞っていくことも大切ですが
条件とは別に「尊敬できる人」っていう見方も付き合うきっかけとして大事なことなのかなと思いました。
蒼井優さんが、山里さんを選んだ理由「尊敬できるから」(真意はどうかというのは別として)
確かに、お二人とも芸能界で活躍されているので収入もかなりあるはずなので、条件という部分はすでに「スキップ条項」なのでしょうけど、山里さんを選んだ理由に「尊敬できるから」というのには、私も若い頃の世間の怖さも現実の厳しさも何にもわかっていない頃の純粋な恋心を思い返すようでした。
例え、多くの人が無条件の愛で結婚した後に 苦しんでいたとしても、
人と人が付き合うということは「お互いに尊敬できる」という部分が根底にあるということが重要なのではないか
と再認識しました。やはり関係をつくるにはまず尊敬という気持ちがとても重要に思えます。尊敬するのに条件もなにもないのではないか。
ビジネスにおいても尊敬できる存在というのは根源的なものですよね。
最近はすぐに「合理的に」とか、どこかの政治家みたいに「生産性があるのか」みたいなことを口にするけど、なんであれ尊敬できるという確信は条件に勝るものだと考えさせられました。
- 蒼井優さんが、山里さんを選んだ理由「尊敬できるから」
- お互いが尊敬できる存在というだけで恋は始まるものだった。
- ロスジェネ世代は、結婚の場においても条件競争という厳しい現実。
- 男性は収入でバッサリ切られ・女性は年齢でバッサリ切られる。
- 本来、人と人が付き合うには「お互いが尊敬できる」という部分が根底にある。
- 尊敬できるという確信は、いかなる条件にも勝る愛そのものだ。