こんちちは。
元やさちか。オーナーです。
2010~2020まで『カフェやさしいちから。』というカフェを経営しておりました。
- 福井県産のそば粉のサラダガレット
- 自家製のオリジナルパスタ
- 牛100%のハンバーグ
- Italy製エスプレッソマシンによるラテアート
- 自家製のフルーツタルトや焼き菓子
現在は、セカンドキャリアとして愛媛県伊予市に家族4人で移住しました。
「手に入るお金の額はたかが知れてる」
そう気づいてから
『お金で買う豊かさ』から『モノ以外の豊かさを追求したい』という考えに変わりました。
そこで、お金のかからない幸せを手に入れるべく
私が住みたかった海と山に囲まれた地域に移住しました。
私自身…
繁盛していたカフェを辞めて移住するにあたり
多くの悩みや葛藤がありました。
- 店を辞めるのか続けるのか…。
- 遠方に移住するのか近場に留まるのか…。
- 高齢の両親を置いて離れてもよいのか…。
誰しも人生において悩みや不安に直面し
どうしようもなくつらいときってありますよね?
そんなときってどうしても人を頼りたくなるもの。
誰かに相談することで
悩みや不安がスッと消える
そんな答えを期待してしまう。
では、誰かに相談してみたところでどうでしょうか。
「無理無理…できるわけないよ」
「現実は甘くないよ?」
「もう少し考えてみたら?」
大概、自分が納得できるような答えに至らないことってありますよね。
今回は
人生において直面する悩みや不安
なにか決断しなければならないときに
すぐに人の意見を頼りにしてしまう人向けに
人ばかり頼りにしてきた私が
自分の力で移住を決断できた根拠を考えてみます。
目次
他人に答えを期待しても無意味。自分で答えを出す力を身につけよう!
以前の私は、人の意見に同意を期待するタイプでした。
悩みや不安に対する『答えは出ている』んです。
自分なりの『決断や意思表示はある』んです。
ただ、その自分で出した答えに自信がないために
「誰かに肯定してもらいたい・応援してもらいたい」
そんな確信に至る最後のひと押しがほしくて
常に人を当てにしていました。
そして多くの場合
背中を押していただくどころか
期待していた返答をもらえず
逆切れするという始末…
「どうしてわかってくれないんだよ!」
自分の答えに自信がもてない
こんな情けない経験から私が学んだこととは
悩みに対する答えを他人に期待しても
納得いく答えは自分にしか出せないということ。
そのような結論に達した理由をみていきましょう。
悩みや問題に対するとらえ方はひとそれぞれ違う
悩みや不安に対して理解してほしいと人を頼ってしまう。
私のように自分と同じ答えを誰かに期待し強要してしまうこともあるかもしれません。
ただ、よくよく冷静に考えると
他人の出す答えは、その人の価値観から出た答えです。
あなたの価値観をもとに出た答えではないわけです。
悩みや不安などの問題に対する姿勢がひとそれぞれ違う場合が多いです。
- 田舎が好き派⇔都会が好き派
- バリバリ働く派⇔のんびり生きたい派
- 社交的な生活派⇔独りが大好き派
そもそも悩みに向き合うスタンスが違うわけです。
私を例に言うと
自然が豊かな場所で暮らしたい私がどう答えを求めようと、相手が都会で暮らすのが最良と考えていれば、結局腑に落ちる着地点には到達しないのです。
答えを他人にゆだねたところで、あなたの人生の答えにはならないということです。
人を当てにすればするほど、自分に甘くなる
悩みや不安に直面したり人生の岐路に立たされたとき
誰かにすがって答えを求めたい。
自分の答えを誰かに理解してもらいたい。
そう思うこともしばしばです。
しかし、これは自分の決断に責任を持ちたくない。
誰かのせいにしてその場をしのぎたいのと一緒なんですよね。
「俺もこう思ったし、あいつもこう言ったから」
「あいつがこう言ったから、俺もこうする」
まさに責任転嫁・無責任。
その悩みから早く解放されたいから他人に同調を求めるのです。
他人に頼ってその場をしのぐための答えを期待する。
逆に反対されたり期待していた答えが返ってこなければ
「あいつはわかってない!」
「どうして理解してくれないんだ!」
と人のせいにする。
どんどん自分に甘くなり、自分の人生にもかかわらず決断ができなくなってしまうのです。
移住の理解を周囲から取り付けられなかったときの私がそうでした。
他人の答えは尊重するが、結局決めるのは自分自身
悩みや不安に対する『これだ!という答え』が定まらないのはとても苦しいことです。
自分なりの答えは出ているとしても、人生に答え合わせがあるわけではありません。
上記で見てきたように
『他人に答えを求めたところで無意味である』と理解すると
どんなに悩もうが苦しもうが
最終的には自分で答えを出して行動する力が必要であることに気が付きます。
それが『自分で答えを出す力を身につける』という自覚です。
この『自分で答えを出す力を身につける』ことが理解できれば
他人の意見は参考として処理したり、多様な考え方もあると広く受け止める余裕ができるのです。
「どうしてわかってくれないの!」という逆切れの心配はもうありません。
「なるほど。あなたはそう考えるのか」と客観的に分析できるはずです。
結論:納得できる答えは自分にしか出せない
もちろん誰かに話して打ち明けることも大事です。
しかし結論として『答えを出すのは自分自身』なんです。
周囲がわかってくれないと
逆切れしていた私も
『結局、納得いく決断は自分自身にしかできない』
そう覚悟ができれば
他人の意見も幅広く受け取れるようになり
感情を爆発させるということもなくなりました。
他人に責任を転嫁するのではなく
「自分にとって何がベストだろうか?」
「私に見合った結論なのだろうか?」
「私自身、後悔しない決断なのだろうか?」
と冷静に自分の人生の岐路を考えることができるようになりました。
常に悩んでは人を頼りにしてしまう人こそ
『納得できる答えは自分にしか出せない』ことを理解し
自分で答えを出す力を身につけていってほしいです。
その結果…
たとえ意見の相違があったとしても
『あなたが決断し、そしてあなたが行動する』
その勇気こそ誰しもが認め称賛してくれるのです。