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開業10周年を迎えた率直な気持ちをカフェ経営の観点から考察してみました。

 

こんちちは、やさちか。オーナーです。
いつもご来店 誠にありがとうございます。

さて、唐突ではござりますが

 

6/29で、開業10周年を迎えることができました!

 

ありがとうございます。

まったく実感がござりません・・・(←10年やってこれは良くない兆候です)

 

おそらく多くのお客様も近隣の方もほとんどの方々が『10年もやっている』とは全く感じていないと思われる次第でございます。(←10年やってこれは良くない兆候です)

 

何年たってもバタバタしてて、いつ行っても初々しく感じるからではないでしょうか?

 

 

今回は、わたくしがカフェを10年やってみて”率直に思った事” “率直に感じた事”を正直に書いてみようと思います。

 

カフェ経営は、お客様との二人三脚あってこそ成立するもの。

 

まず10年カフェを経営してきて1番率直に感じたことは

 

 

カフェやさしいちから。の10年は、お客様が作り上げた10年であるということです。

 

 

これは耳障りの良い 単なる形式的な言い回しではありません。

お客様が「カフェだ!」という期待値を持って来店の動機とされることは、カフェという軸の無い曖昧なのれんをさげた業種にとって、認知されるための非常に重要な要素のひとつになるからです。

 

 

カフェやさしいちから。が 今日まで”カフェとして”続けて来られたのは

 


カフェやさしいちから。に何かを求めて・何かを期待してわざわざ足を運んでくださるお客様があるからこそ、 今もなお”カフェとして”存在することができるお店なのです。

 

 

店側がカフェとしてバリュー(価値)を提案し
提案されたバリュー(価値)を期待してご来店くださるお客様。
↓↓↓
これがカフェとお客様との二人三脚。
↓↓↓
カフェとして成立。
↓↓↓
コンセプトの達成=店の存続=利益の確定

 

 

ここ(西谷)は、自由が丘でも代官山でも銀座でもありません。鎌倉や湘南でもございません。山手や港の見える丘でもございません。

 

そう・・・ここは 西 の 谷。
皆様から求められなければ、ただのしがない喫茶店であるはず

 

いや、これは皮肉な表現でも全くなく
何も求めていない人にとっては、とあるローカル駅のとある喫茶店にすぎないのです。それは当然のことと私も否定いたしません。

オーナー

 

 

当人がカフェです!と言っても、カフェはカフェにはならない現実。

 

たとえば、ただカフェをやると必ずこうなります。

 

カフェオーナー

さあ!今日から念願のカフェオープンよ!楽しみ!

コーヒーも料理もちゃんと修行したし、お金をかけただけあって、内外装も理想通り。まさにカフェって感じのカフェができた!

さーて!最初のお客さんってどんな人だろう!楽しみだわー!

 


《ガチャッ!ちり~ん ♪ ちり~ん ♪》

 

カフェオーナー

いらっしゃい・ま・・・せ?

 

 

 

っんな あのバーローかっ!
ったく しょーもねーなー あのバーローよおっ!

ぶっこんじゃうか!ぶっこんじゃう?

お客さん

 

 

 

カフェオーナー

い・いらっしゃい・ま・せ・・・。

あの・本日のランチですが・・・
そば粉を使用したガレットランチと・・・ベーグルを

 

 

アイコツー!!

でよぉ あのバーローがよお~~~~。

おい!ゴラクある?漫画ゴラク?
あ!? ゴラクもねーのかよ!つかえねーなこの店!

じゃ 灰皿2つ!
※アイコツーとは アイスコーヒー2つ の略

お客さん

 

カフェオーナー

 

ただ単に、いや純粋にカフェを開業すると十中八九このようになります。

 

しかも、ほぼ毎日これと同じような状況が続きます。

 

毎日&毎日&毎日&定休日ホッとしいの⇒休みあけからの毎日&毎日・・・。

 

 

自分たちだけがカフェをやるんだ!とカフェを開業しても、それは好きの押し売りでしかありません。つまりカフェとして成立しないのです。

 

 

本当の意味での「お客様のおかげ」とは?

 

 

当店もこうならないように、開業前からいろいろ対処してのぞみましたが・・・。オープン初日から1年くらいはホント地獄でしたね。確かオープン3日目で臨時休業して対策に追われた記憶があります。

オーナー

 

 

お客さん

理想をかかげて多額の開業費と人生を賭けて希望とともに始めたカフェが連日こうなったら・・・と思うと。

 

これがカフェの現実。何屋なのか軸がないからね。なんでもアリなのがこの軽飲食業の特異性なの。うちも一瞬、もういっその事 お客さんが主役の喫茶店にしたほうが楽なんじゃないかと自暴自棄になったよ。

オーナー

お客さん

お客さんが主役の喫茶店?って?

 

 

あくまで僕の持論だが、

カフェをやるなら “カフェが主役・お客さんをファンに” が鉄則!

これができないと上記のように、お客さんが主役の使い捨てな店で終わる。大半のカフェがこの時期に挫折するわけ。

オーナー

日本のモノづくりが廃れたのも”お客様が主役”になってしまったからと、一部の有識者は言っているね。お客様が魅了されるような”ファン”になるような製品を積極的に提供しないといけない。

 

お客さん

つまり、ファンになってくれたお客様がいたからこそ、カフェとして表舞台にあがれたってことね!

 

その通り!だからお客さんがカフェやさしいちから。を作ってくれたわけ!僕らだけのチカラでは絶対に成し得なかったってこと!

 

巨人ファンで埋め尽くされたスタンドには、そうそう阪神ファンでも入れないでしょ?

オーナー

 

お客様が支えてくださったこと。

  • カフェとして、興味をもっていただけたこと。
  • カフェとして、期待をしていただけたこと。
  • カフェとして、たくさんの方々をお誘いいただけたこと。
  • カフェとして、きちんと評価をしていただけたこと。
  • そして何より、カフェとして共感していただけたこと。

 

だからこそ、カフェとしてカフェやさしいちから。が10年続けられたわけです。

ここまでしていただいて、感謝の言葉も見当たらないほど。

本当の意味での「お客様のおかげ」なのです。

本当にありがとうございます。

 

 

まとめ
  • おかげさまで、10周年を迎えました。
  • 10年やっているけど、10年やってたと思われていない。
  • 本人も10年たった記憶がない。
  • お客様との二人三脚でたどり着いた10年である。
  • お客様のおかげで理想のカフェをやらせていただけた。
  • お客様の支えがなければ、とっくに消えていた。
  • 感謝しても感謝しきれないくらいの有り難いことである。

 

番外編

 

それともうひとつ。
10年たって正直に思ったこと。

 

これはホント正直に思ったこと。

 

厳しい現実もしっかり寄り添って来るよという意味です。

 

たくさんのお客さんが来なくなったなぁ~・・・。

 

これも正直に感じたことですね。

やっぱり厳しいですよ。

 

商売は、”最後はやっぱり人の魅力”なのか?

 

シナボンって昔あったじゃないですか?

横浜にもありましたよね?すっごい並んでいたのを覚えています。

 

私、シナボン大好きだったんですよ!もともとシナモンロールが大好きだったので。

シナボンは、アメリカ生まれなので 大きさもビッグサイズ。シュガーの甘さもシナモンの濃さもビッグサイズ。シナモンロール好きの私にはもう最高の一品でしたが・・・

 

もともと大多数の日本人にとっては分量が多い上に甘すぎ、シナモンの香りもきついと感じられた。砂糖類が大量に使われていることからカロリーを気にする層からは敬遠され、ブームは早々に下火となり、次々と閉店に追い込まれた。最後まで残った東京都港区のアクアシティーお台場店も2009年2月28日を以って閉店した。
wikipedia

最近また日本に再上陸したらしいですが、横浜にはないのかね?

オーナー

“シナボン”食べたい!!!

 

私もたまに思うことがあるのですが、

 

 

やっぱり商売ってやつは、最後は”人”。味や価格より やっぱり最後は人の魅力。

 

 

10年間、本当に多くのお客様にご来店いただいたと実感している一方で

その分 たくさんのお客さんが来なくなったなぁ~というのも本音です。

 

商売に”ブーム”が必要不可欠な理由。

 

こんなブログも書きましたが

 

 

10周年。ここから先が『本当の商売の始まり』だと実感しております。

 

 

 

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