某コンビニらのロゴ入りのカップを手に持ち、悠然と歩けてしまうほどコーヒーが身近な存在となっている昨今。
家庭用コーヒーマシンにおいても、ネスプレッソやPOD式など新しい抽出方法が登場。
スタバやディーン&デルーカは、当たり前田のクラッカー。もはや、暮らしに欠かせないコーヒーではありますが
オーナー
ギルバート
オーナー
コーヒー豆って、なんの豆?
‘‘コーヒーチェリー’’なんて言葉、よく耳にしませんか?
cherry blossom=桜の花 ですから、桜と同じバラ科に属する実なんじゃないの?
とお考えになった方は、賢すぎです。
真っ赤に熟したコーヒーの実が、まるでサクランボのようだから‘‘コーヒーチェリー’’と呼ばれています。
ちなみに、コーヒーの木は アカネ科です。
コーヒー豆は、豆じゃない!?
Coffee Beans なんだから、豆でしょ!と思われがちですが、マメ科の植物ではない。
コーヒー豆は、豆ではなく『種』なんです。
アカネ科のコーヒーの木は、真っ白なまるでジャスミンのような香りのする花を咲かせます。そして、数か月後には 丸い実をつけ、熟すと真っ赤なコーヒーチェリーになる。
このコーヒーチェリーの中に入っている種。この種を焙煎したものがコーヒー豆となるわけです。
収穫されたコーヒーの実は、果皮や果肉が取りのぞかれ、中にある種がコーヒーの原材料となる‘‘生豆’’というわけです。。
コーヒーでは、この実から生豆を取り出す作業のことを精製といいます。
‘‘なままめ’’と読みます。
「通」を気取るならキマメではないですよ?なままめ。
もっと上から行きたい人は’’グリーンビーンズ’’
オーナー
このように精製して取り出された生豆は、カビなどに侵されないよう乾燥させ、生豆の状態で(焙煎することなく)消費国へ輸出されるのです。
どうして、生豆を焙煎(ロースト)するの?
最近は、焙煎なんて言葉もよく耳にすると思います。煎る=焙煎・ローストする=加熱作業という想像がつきますよね。
収穫し・精製された生豆は、グリーンビーンズの名の通り緑がかった色をしており、実はこの状態で飲んでみてもコーヒーとは似ても似つかない味なんです。味も当然ながら香ばしさもなく青臭いだけ。
つまり 私たちが普段飲んでいるあのコーヒーの「味」や「香り」・「苦味」や「酸味」や「甘味」といったコーヒー特有の風味というものは、すべて‘‘焙煎・ローストの技術’’によって生み出されるというわけです。
オーナー
ロースター(焙煎技術者)は、この焙煎度を調節することで浅煎りから深煎りまで一般的に8段階の焙煎度合いに仕上げます。焙煎の具合・焙煎度はロースター各々の極であり、腕の見せ所といったところでしょうね。
https://foodfury.wordpress.com より引用させていただきました。
ざっと言うと、浅く煎るほど「酸味」が強く・深く煎るほど「苦味」が強く感じられます。
正確に言えば、各々ロースターの焙煎の技術や好みによって、それぞれのコーヒーの味にこだわりが見えてくるわけです。
そう考えると、各メーカーから販売される豆や各自家焙煎のお店で焙煎される豆など、それぞれにオリジナリティーがあって非常に趣き深いわけですね。
お客さん
ただ・・・一方で
日本ではまだまだbreakthroughできないのがもったいない。
‘‘されどコーヒー<たかがコーヒー’’
この文化が否めないのも現実なんだということも覚えておこう。
オーナー
※このことはいずれ別の機会にお伝えしようと思います。
ワインやラーメン業界は、breakthroughしていまや確固たる地位を確立したいい例なんだけどね。
- コーヒー豆は、豆ではなく種。
- 生豆を焙煎することで、コーヒーらしさが生まれる。
- 焙煎士の技術やこだわりによって、コーヒーの特色がでる。
- ‘‘されどコーヒー<たかがコーヒー’’の呪縛。